介護職に就きたい人

介護職になる前に20代男性が知りたい学歴と資格について

介護職に就きたい人

今回は20代男性が介護職になる前に知っておきたい学歴や資格の記事です。資格の種類や内容ついても記事にしています。これから介護職になりたい方や、興味がある方にとってお役に立てたら嬉しいです。

介護職になる為に学歴はいりません

介護職になるのに学歴は必要ありません。中卒以上であれば誰でも介護職になれます。学歴は必要ありませんが介護職になってからも専門知識が必要になります。高校に行く以上に勉強が必要かもしれません。

私も20代の時に介護職になりました。資格取得や研修会への参加など、学校よりも介護職になってからの方が勉強しなくてはなりませんでした。学生の頃ちゃんと勉強しとけばよかったと後悔しました。

2024年4月までは資格はいりません

資格なしでも2024年4月までは介護職になれます。現在、介護では人員不足な介護事業所が多いです。2040年には、全国で約69万人不足すると言われています。どこの介護事業所でも人員不足な為、無資格者でも求人を出している介護事業所も多いです。

無資格で出来ること
  1. 生活援助・利用者様の自宅の掃除、洗濯、料理、食料品や日用品の買い物
  2. 身体介護以外の手伝い・2024年4月より資格がない職員が直接利用者様の介護は出来ません。有資格者がついての身体介護は可能です)入浴介助であれば、髪を乾かしたり、服を着替える手伝いをしたり、間接的な介護であればできます。
  3. 介護保険外のサービス・利用者様の日常は手伝いが必要な事ばかりです。庭の手入れや、ペットの世話などは介護保険では適用されません。介護事業者によっては、独自で介護保険適用外でサービスを行っている介護事業所もあります。
  4. 事務や利用者様の送迎・介護事業所でも記録を書いたり、領収書、請求書の作成などの事務作業もあります。デイサービスで利用者様の自宅までの送迎や、介護施設での病院受診の送迎などがあります。介護事業所によっては事務員や送迎スタッフとして別に雇っている介護事業所もあります。

2024年4月の介護保険改定より無資格で身体介護が出来る介護職としては働けなくなります。新人職員については1年以内に認知症介護基礎研修初任者研修を取得すれば大丈夫です。

有資格で出来ること
  1. 2024年3月末までは無資格でも身体介助は出来ますが、2024年4月より有資格でなければ、身体介護が出来なくなります。有資格者であれば(オムツ交換、入浴介助、食事介助)どこの介護事業所でも介護職として働くことが出来ます。

新人職員ではなく、以前より介護職として無資格で働いている方は2024年4月から介護職として働けなくなります。注意してください。

私が働いた頃はまだ、無資格の方が多かったです。私はホームヘルパー2級と1級を取得して介護職になりました。今ではこの資格は廃止になっています。ホームヘルパー2級が介護初任者研修に変わり、ホームヘルパー1級が介護実務者研修に変わっています。

認知症基礎研修を受けてないと介護職として働けなくなります

2024年4月より無資格の方は、介護事業所で働けなくなります。介護職員として働けなくなるということです。20代男性の方は「え~俺、働けないの~?」と思うかもしれませんが、安心してください。今から介護職になろうと思っている方は入職して1年以内に認知症介護基礎研修を取得すれば介護職員として働くことが出来ます。

認知症基礎研修はどんな資格?

認知症基礎研修は認知症の人を介護する上で必要な基礎知識・技術の習得を目的とした公的研修になります。2016年から始まった研修です。新任介護職向けの公的研修になります。

認知症基礎研修の研修内容

研修内容は基礎的で新しく介護職になった方向けの研修になります。研修時間も6時間程度で一日で受講できます。受講するのに必要な学歴、資格もありません。誰でも申し込めば受講可能です。受講方法は自治体によって異なります。オンラインで行う所もあれば、対面で行う所もあります。

無資格や未経験で働く方にとっては、認知症の方の対応は不安があると思います。認知症の方の特徴や接し方を学ぶことによって基礎が身につきます。

2024年4月から認知症基礎研修の受講が免除される方

2024年4月から認知症基礎研修を受講してないと介護職として働けなくなると言いましたが、免除される方もいます。すでに医療福祉分野の国家資格を持っている方や介護職初任者研修、介護職実務者研修などの公的研修を受講されている方は認知症基礎研修の受講は免除になります。

認知症基礎研修を免除される医療福祉分野の国家資格は?
  1. 看護師(准看護師を含む)
  2. 介護福祉士
  3. 社会福祉士
  4. 介護支援専門員(敬語支援専門員は国家資格ではないですが免除になります。)などになります。

社会福祉主事の任用資格は免除の対象ではないので注意してください。

介護職員初任者研修は働く前から持っていたら得します

20代男性が新規職員で働く為に2024年4月までは資格も、学歴もいりませんが、介護職員初任者研修は持っていたら得します。例えば、介護事業所に資格を持っていない人と持っている人2名が募集に来たとします。20代で若くても、60代で歳を取っていたとしても、無資格より、介護職員初任者研修を持っている方を採用すると思います。

ある程度知識があれば教える職員も安心します。入職する方も全然知識がないより、知識がある方が業務を覚えるのも早くなります。国家資格の介護福祉士の受験資格でも、介護職員実務者研修の資格が必須になります。無資格で介護職員実務者研修を受講すると450時間かかります。初任者研修を受講して実務者研修を受講すると320時間に免除されます。

私の前職場でも資格保持者優先の採用を行っていました。本当に職員不足の時には無資格者も採用していました。ただ、私の前職場では、無資格者よりも有資格者の方の方が長く続いていました。そういう背景もあり、有資格者優先の採用もしていたのかもしれません。

現在、失業保険の受給の方はハローワークに問い合わせてみてください。失業保険を受給しながら介護職員初任者研修を取得できる制度があります。

介護職員初任者研修の資格を持っていれば、認知症基礎研修を受ける必要はありません。免除されます。それだけでも持っている価値はありますよね。

介護職員初任者研修はどんな資格?

介護職員初任者研修は在宅、施設問わず介護職として働く上で基本となる知識、技術を習得する研修です。この資格を持つことで、介護職としてキャリアがスタートします。介護事業所で、正職員・パートなどの働き方で活躍することが出来ます。

資格取得者と無資格者では給与も違いますし、介護事業所によっては資格手当が支給される職場もあります。

最近では、家族介護の為に資格を受けに来る方も多いようです。

施設に入れない方が多くなっていることもあると思います。

介護職員初任者研修の内容は?

介護職員初任者研修の資格を取得するには、講義と演習の研修を約130時間の研修受講と、全課程修了後にある修了試験に合格しなければなりません。試験と言ってもケアマネージャーの試験のように確率が低いわけではありません。

試験というよりも、今までの講義の確認になります。もし、不合格になったとしても追試で、ほぼ全員合格できるようなので心配はいりません。マークシートのような選択式の試験が多いようです。

私の前職場でも10人以上受講していました。何名か追試になっていましたが、「最後は合格させてもらったと言ってましたよ」ただし、講義中に携帯や、居眠り、他の受講生の邪魔をした場合には受講中でも退室になる場合があるの気を付けてください。

ちなみに、2023年第26回のケアマネージャーの合格率は20.9%でした。

私が受けた時は13.1%でした。私も見事に落ちました。

受験資格は?

受験資格は特にありません。誰でも受講することが出来ます。介護の仕事が未経験の方でも受講できます。中卒以上であれば、高校に通いながらでも取得できる資格になります。

働きながら資格取得できます

土日のみの講座や夜間開校の講座など資格取得出るように色々な種類があるので仕事をしながらでも取得しやすい資格になります。また、介護事業所でも開校している施設があります。資格取得してそのまま就職する方もいます。

介護事業所側としても資格取得した方を、雇用したいという思惑もあります。資格取得費を免除する代わりに就職して働いてもらうといった独自の方法をとる介護施設もあるみたいです。

まとめ

今回は、介護職になる為に学歴がいるのか?資格はいるのか?取っておいたら得する資格について記事にしました。介護職には、まだまだいろんな資格があります。今回は介護職になる前に持っておいた方がいい資格を紹介してあります。

介護職は特殊な職業でもありますし、人の命を預かる職業です。責任もありますが、やりがいも沢山あります。私が介護職を離れた今でも介護職になって良かったと思っています。介護職になりたい20代男性や介護に興味がある方を応援しています。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました