介護職の闇

介護職になる前に知っておきたい介護の闇!20代男性が退職する理由

介護職の闇

今回は、20代男性が介護職になってすぐ退職してしまう介護の闇につい記事にしています。なぜ介護が闇と言われているのかを書いてます。20代男性で介護職になりたい方や興味がある方にお役に立てれば嬉しいです。

人間関係うわさ話で退職する介護の闇

人間関係が退職理由になる原因
  1. 介護観の違いがあります。人それぞれに考え方があるように、介護についても介護職一人一人に介護の考え方があります。
  2. 職場ごとや介護職によって介護のやり方が違うことがあります。
  3. 介護職の人員不足です。
  4. 上司の能力不足です。介護職をまとめることが出来ず、いい雰囲気作りが出来ない。
  5. 多職種が多くいる。

ポイント5の多職種とは、介護職や看護職、栄養士、調理師、ケアマネ、相談員、管理者などです。自分の職種の事ばかり考えると人間関係のトラブルになりやすい

です。

介護職で退職した人の原因トップが人間関係です。特に20代男性はほとんど「人間関係」が理由で退職します。対策としては「何を言われても気にしない」「職員の評価は気にしない」です。人間関係の問題が起きるには理由があります。介護は女性職場で各事業所8割は女性職員だからです。

工場の流れ作業であれば、仕事中職員同士で会話できません。介護はいつでも自分のタイミングでお茶も飲めますし、職員同士の話もできます。(利用者様の介助中でも平気で話します)女性が好きな話と言えば噂話です。職員の噂話が大好きです。

「あの人は○○なことしてた」とか「あの人は○○だった」とかです。どこの介護事業所に行っても必ずあります。自分の耳に入ってくる頃には、事実に尾ひれがついてとんでもない話になっています。

人って自分のうわさ話を聞くのは嫌ですが、他人のうわさ話をするのは

大好きです。

私のうわさ話体験談

私が上司に結婚の報告をした後も施設内で噂になりました。自分の耳に入ってきた時は「○○君はできちゃった結婚で、双子がお腹の中にいるんでしょう?」と聞かれました。びっくりしたのを覚えてます。20歳男性職員は特に噂話の標的にされます。「気がきかない」「掃除ができない」「あの人と付き合ってる」とかです。介護職で働いている以上は噂話は止められません。

組織では誰か一人を必ず悪者にします。何を言われても自分が「ま、いっか気にしない」って思うのが一番です。職員から評価されることを気にしないことです。利用者様からの評価が1番になることで職員からも、上司からも認められる介護職員になれます。

人材不足で退職者が増える介護の闇

介護職が人材不足の理由
  1. 採用が困難になっている。他の業種も人材不足の中、介護で働くメリットが知られていない為選ばれにくい。
  2. 離職率の高さ。介護業界の賃金の低さにあるようです。国も賃上げを毎年行っていますが、他の業種とまだまだ賃金格差があるようです。
  3. 人間関係のトラブルです。

介護職=給与が安い、きつい、汚いのイメージがインプットされすぎているような気がします。

人材不足で退職する20代男性が増えています。介護人材の流失は深刻です。厚労省の調査で令和22年は初めて介護分野の就労者が減少に転じています。10年以上の経験があるベテラン介護人材の離職率が50%近くに上がっています。

20代男性が退職する理由は人材不足です。人材不足になると介護業務がきつくなります。毎日のシフトもきつくなります。シフトがきつくなると気持ちの余裕も無くなり精神的にも体力的にもきつくなってしまいます。

退職者が多くなると負の連鎖です。通常では日中10人の利用者様を2名の介護職員でケアします。危機的な介護事業所だと一日10人の利用者様を一人で介護しなくてならない事業所もあります。介護施設で10人の利用者様を一人で見るなんて何が起こるかわかりません。

人材不足になると利用者様の命にも関わってきます。利用者様に目が行き届かなくなります。転倒、転落、誤嚥事故などの死亡事故の可能性が高くなります。人材不足の介護事業所では、休日出勤も当たり前のようにあります。休みがない介護事業所で働きたいとは思いませんよね。

介護事業所を退職しないようにするには、休日出勤するような人材不足の職場を選ばない事です。これから介護職として働く方は、職場選びの時に介護をしている友人や知り合いに聞いてください。必ずいい介護事業所の噂も、悪い噂も知っています。

人気の施設は求人案内もあまり出ません。人は人が集まる場所に集まります。現在介護業界では働きたいと思っている方が、介護事業所を選ぶ時代になりました。10年前まではどこの介護事業所でも給与や福利厚生、休日の日数など一緒でした。

今では介護事業所ごとに魅力を作りいい人材を集めるように工夫しています。例えば、「給料が地域№1」「有給所得率100パーセント」「誕生日休暇」などがあります。

私の福利厚生体験談

私の働いていた施設では職員が希望休を取り放題でした。月に休みが8日か9日あります。職員の休みが3人以上重ならなければ9日全部希望休をとっても大丈夫でした。その魅力のお陰で職員が働きたい方を紹介してくれました。一年間退職者ゼロでした。入職する地域の施設状況を調べて、人気のある施設に就職しましょう。きっと新人教育も力を入れ、福利厚生もしっかりしています。

介護職からキャリアアップして給与が下がる介護の闇

介護職員が相談員、ケアマネになりたくない理由
  1. 介護職にしか処遇改善手当が支給できない為。給与が下がる可能性がある。
  2. 介護職と上司に挟まれる中間管理職で人間関係のトラブルが多い。
  3. 実務と給与が見合わない。
  4. 相談員、ケアマネは研修が多い。

キヤリアアップすることに魅力を感じる介護職員が少ないようです。

20代男性が介護職からキャリアアップした後退職するケースが増えています。現在、介護職員には国と利用者様からの一部負担で処遇改善手当が支給されています。介護職員からケアマネージャーや相談員にキャリアアップすると処遇改善手当が支給されなくなります。

せっかくキャリアアップしても給与が下がってしまうのです。処遇改善手当は国の決まりで同じ介護事業所で働いているケアマネージャーや相談員、事務員、看護師などの介護職員以外の職種には支給してはいけないのです。

介護職員でないと支給されません。給与が下がらないようにする対策としてはキャリアアップしないことです。3年の実務経験をします。3年の実務経験を得て介護福祉士(国家資格)の資格を取ります。資格を取り介護職のままで働くと給与が下がることはありません。

先日も2024年2月より介護職員の処遇改善手当を6,000円賃上げするとニュースになっていました。介護職員からキャリアアップして給与が下がるなら介護職のままがいいと思っている介護職員が大勢います。

せっかくキャリアアップしても退職します。他の事業所でまた介護職として働く20代男性が多いのです。ケアマネージャーや相談員にキヤリアアップするよりも介護職員で働く方が処遇改善手当が貰えます。ケアマネージャーや相談員より給与がいいからです。

給与だけで見たらキャリアアップすることが損に思えるかもしれませんが、

経験が手に入ります。経験は、お金で買えない価値がありますよ。

キャリアアップして退職した体験談

以前、私の働いていた施設での話です。働いていた事業所が社会福祉法人だったこともあり介護職だけ処遇改善手当が4万5000円も出てました。20代後半の男性介護職員が相談員にキヤリアアップした後です。給与が処遇改善手当分の4万5000円下がった為、生活できないと退職届を出しました。

管理職が必死に止めましたが、次の事業所が決まっていたため退職しました。将来有望の人材を介護事業所の考え方一つで逃してしまいます。しっかりとした優良介護事業所はケアマネ、相談員の給与を介護職よりも高く設定している事業所があります。そうしないとキヤリアアップする職員がいなくなるからです。

どんな介護職員でもキャリアアップして責任だけが重くなり、給与が下がるならキヤリアアップしないほうがいいと考えます。国が介護職員のみ特化した考えをしているので、苦労している事業所も多いのです。同じ施設、事業所で働いているのに職種で給料に差が出てしまいます。

処遇改善手当が介護職だけに支給されることが理不尽だと思う職種も多いのではないでしょうか。各介護事業所も人材確保のために国に任せきりではいけません。独自のキャリアアップ体制や給与体系、福利厚生の魅力を考えなければいけないと思います。

まとめ

今回は介護の闇について記事にしました。どの企業でも闇はあると思います。同じ介護職として働くなら、闇より魅力が多いほうがいいですよね。令和2年の調査では全国の介護施設だけで1万3千7百2件あります。

20代男性の方はどこの介護事業所が人気があって魅力があるのか?福利厚生は?給与は?キャリアアップは?人間関係は?地域でも色々な介護事業所があります。地域の状況も把握しましょう。これから介護業界は団魂の世代が全員85歳以上過ぎる「35年問題」があります。

まだ、まだ、介護職員の給与も上がっていきます。各介護事業所ではいい人材の引き抜き合いになります。自分に合った魅力のある介護事業所選びをしましょう。

賃金を上げることも大事ですが、他の職種より介護の魅力を上げる事

人材確保が出来るのではないかと思います。

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