介護職の闇

男性利用者からのセクハラ問題!介護職を辞める若い女性の悩みが深い

介護職の闇

今回は20代の独身女性が介護職を辞めたくなる、嫌になるほど悩んでしまう。男性利用者からのセクハラ問題について記事にしています。若い女性の介護辞める原因上位は「男性利用者様からのセクハラ」です。今、男性利用者様からのセクハラに悩んでいる若い女性の方に少しでもお役に立てたらうれしいです。

利用者様からのセクハラの原因は?
  1. 利用者様の認知症などの脳障害の為、判断が出来なくなっています。
  2. 利用者様のまひや身体の問題の為。無意識に介護者に触ってしまう。利用者様本人は、悪気が無い事が多いです。
  3. 利用者様がセクハラや言葉の意味など分かっていない場合が多いです。
  4. 利用者様本人は、冗談やコミニュケーションのつもりで触ったり、ひわいな言葉を使っている場合があります。

セクハラと言う言葉が出来たのは1997年に法改正で作られたそうです。高齢者の方は知らない方が多いかもしれませんね。

20代女性職員が気になるセクハラ対策

利用者様からのセクハラ対策
  1. 嫌だという事を表情や口調ではっきりと意思表示しましょう。
  2. 一人で抱え込まずに同僚や上司に相談しましょう。
  3. 上司からご家族に報告してもらって、ご家族より本人様に伝えてもらいましょう。
  4. 異性の介護職に担当を変更してもらいましょう。
  5. 解決しない場合は第三者機関に相談しましょう。

チェック5の第三者機関は、労働基準監督署や法テラス、ハラスメント悩み相談室です。

セクハラをする利用者様には認知症があっても、なくてもしっかり「やめてください」と意思伝えることが大事です。笑いながら冗談ではなく、はっきりと嫌だと言うことを意思表示してください。

利用者様本人がセクハラという言葉や意味を知らない方がほとんどだと思います。セクハラの意味を説明し、理解して頂きましょう。セクハラはやってはいけないんだと分かってもらうことも重要になります。利用者様もちゃんと見ています。この人は許してくれるから。この人は優しいから。若い20代女性だから。自分を守る為に意思表示はしっかり行いましょう。

それでも、改善されない場合は上司に報告しましょう。上司から利用者様に言ってもらったり、ご家族に報告してご家族から言ってもらうこともできます。それでもエスカレートする場合は、部署異動や施設異動をしてもらってください。施設によっては利用者様を退所させる施設もあります。

昔は「我慢しなさい」「お客様だから」と20代女性職員が我慢する時代もありました。現在は働く側の権利もあります。会社側も職員を守る義務があります。若い女性職員が言いやすい、相談しやすい環境を上司は作ることが重要だと思います。

セクハラされている20代女性職員は一人で悩まず周りに相談する事が一番の対応策かもしれません。周りが知っていたら気にかけてくれます。優良施設の上司はセクハラ利用者様へ対応する時は一緒にいてくれたりします。上司に知ってもらって気にかけてもらうことも重要です。

20代女性職員が気になるセクハラが起きる原因

20代の若い女性職員に対する男性利用者様のセクハラ問題すごく多くなっています。認知症でセクハラする利用者様もいます。認知症でなくてもセクハラする利用者様もいます。介護度が低い元気な男性の利用者様が多いです。在宅サービスでも、施設サービスでもあります。

介護職のおよそ10人に1人が介護中セクハラにあったことがあるそうです。

介護職は利用者様との距離が一番近い職業です。一日8時間、1ヶ月20日以上施設にいます。家族より一緒にいる時間が多いかもしれません。身体的にも距離が近いのも原因です。必ず利用者様の体に触ります。血圧を測ったり、歩く時も体を支えたり、入浴もしたり、オムツ交換もです。

移乗(ベットから車椅子等に移動する事)する利用者様にはハグをするぐらい抱き着いて介助します。夜勤をすれば15時間ぐらい施設にいることになります。身体的距離が近いと男性利用者様にとっても親近感がわいてくるのでしょう。男性のオスという本能もあるのかもしれません。

若い女性職員は利用者様に丁寧にお話しします。(本当はベテランでも丁寧に話しないといけません)一つ一つのケアも丁寧ですし、利用者様の話も耳を傾けてくれます。そして笑顔でニコニコしています。

なんでも許してくれそうに見えるのかもしれません。一番の理由は「さみしい」からです。もっと見てほしい。相手にしてほしい。気にかけてほしい。自分の存在を認めてほしいからです。自分を認めてほしいって思いは子供も老人も関係ありませんよね。

20代女性職員が気になるセクハラの内容は?

介護職のセクハラ事例
  1. ひわいな話を無理やり聞かされる。
  2. 介護者の体を触ってくる。
  3. 一緒に寝ようと言われた。

男性利用者様は、冗談やコミニュケーションだと思って笑いながらされていることが多いようです。

セクハラの種類については、大きく分けて4つの種類があります。その中で環境型セクハラがあります。環境型セクハラの中で発言型と身体接触型の二つに分かれます。介護現場での発言型とは?「利用者様からのひわいな誘いの言葉」があったり、「身体的な部分を触ってくれ」と言われます。

介護現場での身体接触型とは?女性の身体を触ろうとします。他の職業に比べて体と体が接する機会が多いので触りやすい状態です。色々な職業の中でも介護は男性より、圧倒的に女性の職員が多く働いています。年配の女性職員は「○○さ~んダメよ~触っちゃ~」と笑いながら冗談で返せる方もいます。

20代女性職員が相談しても「そんな事言われるのは当たり前よ~」とか「触られたくらいでびっくりしてたら続かないよ~」と簡単に片づけられる事が多いです。セクハラとも思っていない職員もいます。

一方で真剣に悩み苦しんでいる20代の独身女性職員がいることも事実です。最初は笑いながら「やめてね~」と言ってても聞き入れてくれません。まだ、若い女性職員が笑えてるうちはいいです。本当に利用者様が気持ち悪くなったり、介護の仕事自体が嫌いになります。

本当にあったセクハラ体験談

私が働いていた施設では、20代の女性職員が男性利用者様からしつこく身体を触られていました。女性職員は上司や、先輩に相談しました。上司からは「気にしないのが一番だよ」とか「触られて嬉しいでしょ」とか軽く片付けられました。男性利用者様が怖くなり、気持ち悪くなり退職してしまいました。

身体を触ったり、ひわいな事を言ったりする利用者様にも原因があります。一番は介護施設で行われているセクハラを軽く見ている環境だと思います。利用者様だから仕方ない。利用者様とのトラブルはめんどくさい。介護職員が我慢して当たり前と思う環境が一番の原因だと思います。

毎日利用者様と会うから、ずっと一緒にいるからと言う理由で起きる「なれあい」このなれあいが介護の質の低下につながり、離職率が高く人員不足に陥っている介護の現状です。

まとめ

今回は20代の独身女性職員が悩む男性利用者様のセクハラ問題を記事にしました。20代の若い女性にとって利用者様からのセクハラは周りにも言いにくく、相談しにくい事です。一人で抱え込むことが多いと思います。

相談しにくい背景から若い20代女性が介護職員になりたがらない。敬遠されている現状があります。どんな人でも働きながら嫌な思いはしたくありません。嫌な事は逃げたくなりますよね。現在は施設レベルで利用者様のセクハラが問題になっています。

これからはなぜ離職が増えるのか。低賃金だけではなく、離職しない介護環境にも国が目を向けるかもしれません。「利用者様のセクハラ問題」国レベルで考えないといけない時期かもしれません。利用者様も素敵な生活を、20代女性職員も素敵な介護が出来る環境を願っています。

もし、セクハラをされた場合は、必ず上司、同僚、ご家族様に相談し解決しない場合は第三者機関に相談しましょう。一人で抱えこまないでください。

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